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各メーカー紹介~住友電気~

◎住友電気

樹脂製の信号灯器や普通の交差点の制御機ではたまに見かけるメーカーですが、音響信号も製造しているようです。
現在、大阪府で1か所あるのを確認しただけなので、まだまだわからないところが多いです。
警交仕規第217号「版1」のA音質のカッコーのみを確認しています。
音質は日本信号と同じで、形式もEA3306Aと日本信号にあるものと同じ形式だったのでOEMであると思われます。

※音は1ファイル(カッコー)のみですので省略させていただきます。

【警交仕規第217号のプレート】
住電217プレート



【今回のまとめ】
・住友電気製の音響信号は大阪府に設置されている。
・住友電気製の音響信号は日本信号のOEMであると思われる。


とても短いですが、今回はここまでです。お疲れ様でした。
今回で各メーカー紹介はおしまいです。毎回難しい事をだらだら書いている感じでしたが、読んでくださった皆さん(もしかして一人もいない!?)ありがとうございました!

次回(2012年4月)からメインである音響信号の交差点の紹介をしていきたいと思います。
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各メーカー紹介~三工社~

◎三工社

三工社製の音響信号は今まで茨城県と埼玉県の2県でのみ発見している。
仕様書番号の警交仕規は217号のみを確認している。


さて、三工社製の音響信号について書きます。
三工社の音響信号は今のところ誘導音のみの発見で、A音質と異種鳴き交わしを確認しています。

【警交仕規第217号における音質】(音量に注意!)
♪ピヨ(A音質) ♪カッコー(A音質)

♪ピヨ(異種鳴き交わし) ♪カッコー(異種鳴き交わし)



A音質においては小糸製と同じ音質ですね。陸運電機(交通システム電機)と同じくOEMなのではないかと予想しています。
異種鳴き交わしにおいてはこれも小糸製と同じ音質ですが、カッコーのテンポが小糸製に比べ遅いですね。
※比較:♪カッコー(小糸工業製 警交仕規第217号「版3」異種鳴き交わし)

このことから異種鳴き交わしにおいては独自音なのではないか?と予想しています。


警交仕規第1015号はまだ発見していないので省略させていただきます。



続いてプレートを見てみましょう。

【警交仕規第217号のプレート】
三工217プレート
これは警交仕規第217号のプレート。
装置名称は「視覚障害者用交通信号付加装置」と他のメーカーでは警交仕規第21号でよく用いていた名称です。
他のメーカーでは217号は製造年月が西暦で書かれていますが、三工社の217号は和暦で書かれていますね。
また、警交仕規欄に「版」がありませんね。

製造メーカー欄以外は日本信号の21号のプレートに似ています。

※比較:日本信号製 警交仕規第21号プレート


警交仕規第217号「版3」からはプレートのデザインが変わりました。
三工217-3プレート
こちらはしっかり警交仕規欄に「版」がありますね。製造年月も西暦で書かれています。
装置名称は「音響式視覚障害者用交通信号付加装置」となり、プレートの表記も三工社独自のものに変わりました。
現在までに警交仕規第217号「版3」と「版4」を確認しています。


形式などはまだ手持ちファイルの少なさからどのような意味なのかはわかりませんが、製造番号は最初の2ケタが西暦の下二桁を表しているのだと思われます。



さて、今回のまとめといきましょう。
【今回のまとめ】
・三工社製の音響信号は茨城県と埼玉県に設置されている。
・警交仕規第217号の誘導音A音質は小糸製と同じである。
・異種鳴き交わしは小糸製と同じ音質であるが、カッコーのテンポが遅い。


今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回で各メーカー紹介は終わりです。最後は住友電気製の音響信号について書きます。

各メーカー紹介~陸運電機(交通システム電機)~

◎陸運電機(交通システム電機)

これまでに北海道、埼玉県、千葉県、宮崎県の4道県のみで発見しているメーカーである。(東京都でも同音質を1ヶ所のみ確認)
仕様書番号の警交仕規は21号、217号、1015号を確認している。1998年より交通システム電機株式会社と名称を変更した。


さて、陸運電機製(交通システム電機製)の音響信号の音の種類について書きます。
警交仕規第21号では今までのところ誘導音のみの発見で、ピヨカッコー共に特徴的な音質となっています。
21号ですので微妙な音程やテンポの違いが目立ちます。

【警交仕規第21号における標準音質】(音量に注意!)
♪ピヨ ♪カッコー

これと同じ音質で小糸工業製のプレートを付けている音響信号を北海道で確認することができます。



警交仕規第217号ではA音質異種鳴き交わしを確認していますが、どちらも小糸製と同じ音を鳴らします。恐らくOEMなのでしょう。
OEMであるとすればB音質も鳴らすことが可能なのではないか?と予想できます。 ※北海道旭川市に設置されているとの情報があります

【警交仕規第217号における標準音質】(音量に注意!)
♪ピヨ(A音質) ♪カッコー(A音質)

♪ピヨ(B音質) ♪カッコー(B音質)

♪ピヨ(異種鳴き交わし) ♪カッコー(異種鳴き交わし)


警交仕規第1015号は217号とほぼ同じであるため、今回は省略させていただきます。




続いてプレートを見てみましょう。
【警交仕規第21号のプレート】
陸運21プレート
装置名称は「視覚障害者用交通信号付加装置」となっています。
今まで見つけた中では昭和63年製のものが一番古いです。


【警交仕規第217号のプレート】
陸運217-1プレート
こちらは社名変更前のプレート。

システム217-1プレート
こちらは社名変更後のプレート。

装置名称は共に「音響式視覚障害者用交通信号付加装置」とやはり警交仕規第21号のよりも名称が長くなっています。
今まで警交仕規第217号「版2」のプレートを見たことがないので、日本信号と同様に警交仕規第217号「版2」は存在しないのかもしれません。
警交仕規第217号「版3」ではプレートの表記が変わりました。




今回のまとめをしましょう。
【今回のまとめ】
・陸運電機(交通システム電機)製の音響信号は北海道、埼玉県、千葉県、宮崎県で発見できる。
・217号の誘導音は小糸製と同じ音である。
・陸運電機(交通システム電機)製の音響信号の標準音質は上に挙げたとおりである。



今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回は三工社製の音響信号について書きます。

2016年07月23日:記述内容変更

各メーカー紹介~名古屋電機工業~

◎名古屋電機工業

都道府県により設置しているところとしていないところで差が激しいが、日本国内ではそれなりに設置されているメーカーである。
その名の通り愛知県ではかなりの数が設置されていて、他は大阪府や富山県などで確認できる。
都道府県によっては昔は設置していたという都道府県もあり、思わぬところに古い名電製の音響信号が設置されていることもあるが、やはり古い音響信号は更新されていくためそのような都道府県では探し出すのが難しい。
古くから設置を行っているため、仕様書番号の警交仕規は21号、217号、□号(21号型□号)、22号の4種類を確認している。


さて、名古屋電機工業の音響信号の音質の種類について書きます。

警交仕規第21号ではメロディ式はかつては大阪府などで聞くことができましたが、現在は擬音式への更新により絶滅した可能性が高いです。
残念ながら私は名古屋電機工業製のメロディを生で聞いたことがないです。

擬音式においては古い個体を中心に音程及びテンポが変化していることが多いです。



【警交仕規第21号における標準音質】(音量に注意!)
♪通りゃんせ ♪故郷の空

♪ピヨ(例1) ♪カッコー(例1)

♪ピヨ(例2) ♪カッコー(例2)


擬音式は製造年月の違う2交差点の例を挙げました。ピヨにおいては例1は音程が低く、例2は音程が高い(音の高低が大きい)ですね。
カッコーにおいては例2に比べ例1の方が「カッ」と「コー」の間が短いですね。

警交仕規第□号(21号型□号)は非常にややこしいです。
――と言いますのも、
・警交仕規第21号の初期のものと同じ
・富山県や石川県に設置されている昭和期および平成期に設置されたもの(北陸□号と私は呼んでいます)


大きくこの2つに分類が出来るのですが、特に後者は調査不足により文章に書き起こすことが難しいです。これらはいずれ交差点紹介で紹介していこうと思います。



警交仕規第217号ではA音質のみを確認しています。現在は以下の都道府県で録音をしました。
・愛知県
・千葉県
・富山県
・石川県
・大阪府

名電製オリジナルの音質は小糸製の217号A音質に似ている音程ですが、よく聞くと音色が異なります。
大阪府に設置されているものは小糸製工業製 警交仕規第□号のOEMである可能性が高く、またプレート表記及び形式も異なります。

【警交仕規第217号】(音量に注意!)
♪ピヨ(A音質) ♪カッコー(A音質)

♪ピヨ(異種鳴き交わし) ♪カッコー(異種鳴き交わし)

警交仕規第217号「版3」より登場した異種鳴き交わしは、音程こそ小糸工業製や京三製作所製と同じですが、名古屋電機工業製オリジナルの音質となっております。警交仕規第217号A音質のものと同じですね。
しかし、このタイプの発見例は非常に少なく、2016年12月時点で石川県金沢市にてピヨ1ヶ所、カッコー2ヶ所のみの発見です。今後も石川県を中心に探していこうと思います。

警交仕規第22号については私の手持ちファイルが少ないことと、個体差が激しいのでこちらも交差点毎に紹介していきます。



続いてプレートを見てみましょう。
【警交仕規第21号のプレート】

こちらは21号のだいぶ後期のものです。
昭和期のものは色々種類があるので、はっきりした区別がよくわからないです。

【警交仕規第217号のプレート】

こちらは217号のプレート。
写真は大阪府内で見つけたものですが、同じ大阪府内で見つけた名古屋電機工業製の217号のプレートでも多少プレートの表記が異なっており謎が多いです。
千葉県で見つけたものに関してはこれまたプレートの表記が異なります…。






では、今回のまとめといきましょう。
【今回のまとめ】
・名古屋電機工業製の音響信号は日本国内にそれなりに設置されている。
・名古屋電機工業製の警交仕規第21号の音響信号は個体によって音程やテンポに差がある。
・名古屋電機工業製の音響信号の標準音質は上に挙げたとおりである。


今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回は陸運電機(交通システム電機)製の音響信号について書きます。

2017年03月03日:記述内容変更、ファイル追加

各メーカー紹介~日本信号~

◎日本信号

小糸工業製に比べて設置している都道府県は少ないと思われるが、こちらも多くの都道府県に設置されている音響信号のメーカーである。
古くから設置を行っているため、仕様書番号の警交仕規は21号、217号、1015号の3種類を確認している。



さて、日本信号の音響信号の音質の種類について書きます。


警交仕規第21号では、メロディ式、誘導音式共に2種類の音質があることがわかっています。
昭和58年頃を境に"初期型音質""後期型音質"に分けることができます。

現在設置されている日本信号製の21号はほとんどが後期型音質で、初期型音質はどんどん数を減らしております。
また、特に初期型音質のメロディ式は今から新たに探すのは不可能に近いくらい設置数が減っています。
残念ながら私も日本信号製の警交仕規第21号の初期型音質のメロディ式は現地で聞いたことがありません。

21号後期型音質では小糸製や京三製に比べ経年劣化による音程やテンポの変化はあまり気になりません。
初期型音質はそれなりに変化して面白いのですが、何しろ誘導音も含め初期型音質を探すのもなかなか難しいです。

【警交仕規第21号における標準音質】(音量に注意!)
♪通りゃんせ(初期型音質) ♪故郷の空(初期型音質)

♪通りゃんせ(後期型音質) ♪故郷の空(後期型音質)

♪ピヨ(初期型音質) ♪カッコー(初期型音質)

♪ピヨ(後期型音質) ♪カッコー(後期型音質)

メロディ(後期型音質)は通りゃんせは小糸製、京三製とは異なる音程である事がわかりますね。故郷の空はテンポは異なるものの音程は小糸製と同じような感じですね。
誘導音については、初期型音質はピヨの最初の鳴動の音程が少し高いのが特徴です。後期型音質のカッコーは京三製に似ていますね。日本信号製は京三製に比べ軽やかな感じ(?)がします。




警交仕規第217号では、小糸製や京三製と同じく誘導音にA音質B音質の2種類の音質が登場しました。こちらも制御機の設定でどちらも鳴らすことができると思われます。
また、217号「版1」の後期(2003年度製造あたり)より異種鳴き交わしをするタイプが登場、スクランブル交差点向けに鳥混合の鳴り方が登場しました。

ここで"なぜ217号「版1」から異種鳴き交わしが初期設定で鳴らせるのか?"という疑問が浮かびます。
実は、日本信号には何故か警交仕規第217号「版2」が存在しません。そのため、長い期間にわたって警交仕規第217号「版1」を設置してきました。
つまり、警交仕規第217号「版1」→217号「版3」といきなり変わっています。217号「版1」の最後の方に製造されたものは2003年頃で日本信号製の一部の217号「版1」は初期設定で異種鳴き交わしができるわけです。

【警交仕規第217号における標準音質】(音量に注意!)
♪通りゃんせ ♪故郷の空

♪ピヨ(A音質) ♪カッコー(A音質)

♪ピヨ(B音質) ♪カッコー(B音質)

♪ピヨ(異種鳴き交わし) ♪カッコー(異種鳴き交わし)

♪鳥混合(異種鳴き交わし)


メロディ式については今まで紹介してきた物とは全く異なる音質であることがわかりますね。
誘導音のA音質はピヨは21号と同じような音質でテンポがゆっくりめで、カッコーは21号に比べて少し音程が低いですね。小糸製の217号A音質のカッコーにも少し似ている感じがします。
誘導音のB音質はピヨは小糸製とそっくりで、カッコーは小糸製、京三製に比べ少し音程が低いですね。
異種鳴き交わしは小糸製と京三製はそっくりな音質になりましたが、日本信号製は以前からの音質と同じような感じです。
A音質ピヨおよび異種鳴き交わしのピヨは警交仕規第217号「版4」あたりから多少音質が変わりました。


警交仕規第1015号はまだ設置数が少ないため、紹介はしません(警交仕規第217号と同じであると予想)。




引き続きプレートを見てみましょう。

【警交仕規第21号のプレート】
日信21プレート
こちらは警交仕規第21号のプレート。
装置名称は小糸製、京三製と同じく「視覚障害者用交通信号付加装置」となっています。
古いものも新しいものもあまり違いはありません。


【警交仕規第217号のプレート】
日信217-1プレート
今度は警交仕規第217号のプレート。
装置名称は「音響式視覚障害者用交通信号付加装置」とやはり21号に比べて長いです。



形式は日本信号の場合、小糸製や京三製のようにはっきりとはわかりませんが、どの警交仕規でも「EA○○○○●」(○は数字、●はアルファベット)という形を取っています。
今まで見つけた形式を以下に挙げます。

[21号初期型音質]
EA9090H
EA9091E

[21号後期型音質]
EA9100D
EA9100F
EA9101D
EA9101H
EA9101K

[217号「版1」]
EA3306A
EA3306E
EA3306F

[217号「版3」]
EA3306L
EA3306S
EA3522A
EA3522F
EA3536B
EA3536C

[217号「版4」]
EA3522A
EA3522L
EA3653B

[1015号「版1」]
EA3683A


警交仕規毎に存在する形式は決まっていますが、どの数字が何を意味しているかまではわかりません。
いつか時間がある時に考察してみたいと思います。




長くなりましたが、今回のまとめといきましょう。
【今回のまとめ】
・日本信号製の音響信号も日本国内に多く設置されている。
・日本信号製の警交仕規第21号の音響信号には初期型音質後期型音質が存在する。
日本信号製の音響信号には警交仕規第217号「版2」が存在しない。
・日本信号製の音響信号の標準音質は上に挙げたとおりである。


今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回は名古屋電機工業製の音響信号について書きます。

各メーカー紹介~京三製作所②~

前回は京三製作所の音響信号の音の種類について書きましたが、今回は京三製作所製の音響信号の制御機のプレートを細かく見ていきましょう。


京三製作所の音響信号の制御機プレートも以前の記事で書いたように①~⑦の7項目から成り立っています。それを踏まえた上で話を進めていきたいと思います。


【警交仕規第21号】
京三21Tプレート
こちらは警交仕規第21号のプレート。
装置名称は小糸工業製と同じく「視覚障害者用交通信号付加装置」となっています。
昭和52~53年頃までに製造されたものはプレートに書かれている文字のフォントが異なります。これは交差点紹介の時に紹介することにします。


次に形式を見てみましょう。
この写真では形式は「LTA-CBSI-B」となっていますね。

21号では"LTA-CBS●-B"というパターンと"LTA-BMS-2"の2種類しか見たことがありません。このうち"LTA-BMS-2"は昭和52~53年頃に製造されたとても古いタイプです。
現在残っているほとんどは"LTA-CBS●-B"なので、こちらについて紹介します。

"LTA-CBS●-B"にはアルファベットが1文字入り、これまでに見つけたものは、
・LTA-CBSM-B
・LTA-CBSI-B
の2種類です。の部分にはMIのどちらかが入っていますね。

勘の良い方ならこの辺りで気が付きそうですが、以前の記事で書いたように
Mのものは最初にメロディ式を鳴らしIのものは最初に誘導音式を鳴らしたものと思われます。(これらのタイプが多く設置されている都道府県については以前の記事に対応しています)
小糸工業製と同じようにLTA-CBSM-BM形式LTA-CBSI-BI形式と私は呼んでいます。




【警交仕規第217号】
京三217-1Tプレート
今度は警交仕規第217号のプレート。
装置名称は「音響式視覚障害者用交通信号付加装置」とやはり21号に比べて名称が長くなっています。

次に形式を見てみましょう。
217号では"LTA-SH●"で表されます。には"1""02""03"のいずれかが入ります。
"LTA-SH1""LTA-SH02""LTA-SH03"それぞれの違いは以下の通りです。

【LTA-SH1】
・異種鳴き交わしが初期設定ではできないものが多い。(ただし、初期設置より異種鳴き交わしをしている場所もあるとの事で詳細は不明)
・青になって少ししてから鳴動を開始する。

【LTA-SH02】
・異種鳴き交わしが初期設定でできる。
・青になって少ししてから鳴動を開始する。

【LTA-SH03】
・異種鳴き交わしが初期設定でできる。
・青になった瞬間に鳴動を開始する。

警交仕規第217号「版3」では都道府県によって"LTA-SH02""LTA-SH03"のどちらを用いるか異なりますが、
217号「版4」以降はどの都道府県も"LTA-SH03"を用いているようです。




今度は製造番号を見てみましょう。最初のアルファベットに注目すると、上で紹介した警交仕規第21号と217号の製造番号の最初は"T"となっていますね。
実はこの部分が"X"と表記されているものもあります。以下に警交仕規第21号と217号の製造番号が"X"から始まっているプレートを紹介します。

京三21Xプレート

京三217-1Xプレート

製造番号以外は同じことが書かれていますが、文字のフォントが"T"のものと多少異なりますね。
製造番号が"T"から始まるプレートを"T板""X"から始まるプレートを"X板"と私は呼んでいます。(以後"T板""X板"という呼称を使用させていただきます。)


ここで"T板""X板"の違いはなんだろう?という疑問が出てきます。
まだはっきりした意味は分かりませんが、"T板"のプレートは東日本に、"X板"のプレートは西日本に多く設置されていることにより、製造した工場などで使い分けているのではないか?と予想しています。
ただ、福島県にも21号のX板が、大分県にも21号のT板が設置されているのであくまで予想といったところです。

また、"X板"のプレートは警交仕規第217号「版3」以降は設置されていなく、今まで"X板"ばかり設置されていた都道府県でも"T板"を用いています。
京三217-3Tプレート




キリが良いので今回のまとめといきましょう。
【今回のまとめ】
・京三製の警交仕規第21号のプレートの形式にも小糸製と同じく"M形式"、"I形式"の2種類がある。
・京三製の警交仕規第217号のプレートの形式は"LTA-SH●"の形で表され、●の違いで仕様が多少異なる。
・京三製のプレートの製造番号には"T板"と"X板"の2種類がある。



今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回は日本信号製の音響信号について書きます。次回からは各メーカー1記事にまとめる予定です(小糸製、京三製に比べてわかっている事が少ないため)。



最終更新日:2012年03月14日

各メーカー紹介~京三製作所①~

◎京三製作所

小糸工業製に比べて設置している都道府県は少ないと思われるが、こちらも多くの都道府県に設置されている音響信号のメーカーである。
小糸工業製と同じく古くから設置を行っているため、仕様書番号の警交仕規は21号、217号、1015号、22号の4種類を確認している(□号については名称が普通の音響信号と異なるため別物とする)。



さて、京三製作所の音響信号の音質の種類について書きます。
警交仕規第21号では、メロディ式は標準音質の他に2種類の音質を確認しています。
この2種類の音質は共にとても少ない設置ですので、いずれ交差点毎に紹介したいと思います。
また、誘導音式では標準音質は東日本音質西日本音質に分けることができます。また、とても古いものではメロディ式同様異なる音質で鳴りますが、何しろ現在昭和52~53年製の音響信号を探すのはとても困難ですので、これもいずれ交差点毎に紹介していきたいです。

21号では経年劣化による音程などの変化が個体差として表れます。小糸21号ほどではありませんが、このような違いが面白いです。
また、他のメーカーでも起こり得ますが、京三製の21号ではピヨおよびカッコーがたまにテンポを取り違える現象(*1)を起こします。これは東日本音質、西日本音質ともに確認済です。

東日本音質西日本音質の定義はその名の通り東日本および西日本に多い音質の事を示す。

【警交仕規第21号における標準音質】(音量に注意!)
♪通りゃんせ ♪故郷の空

♪ピヨ(東日本音質) ♪カッコー(東日本音質)
上で述べた現象(*1)を1つ紹介します→(ここの交差点は東日本音質)

♪ピヨ(西日本音質) ♪カッコー(西日本音質)

誘導音については東日本音質と西日本音質ではピヨの音が異なることがわかりますね。カッコーは特に違いはなさそうです。
メロディは小糸製に比べてどちらも音程が高いですね。



警交仕規第217号では、小糸製と同じく誘導音にA音質B音質の2種類の音質が登場しました。こちらも制御機の設定でどちらも鳴らせると思われます。
また、主に217号「版3」より異種鳴き交わしをするタイプが登場、スクランブル交差点向けに鳥混合の鳴り方が登場しました。

【警交仕規第217号における標準音質】
(音量に注意!)
♪通りゃんせ ♪故郷の空

♪ピヨ(A音質) ♪カッコー(A音質)

♪ピヨ(B音質) ♪カッコー(B音質)

♪ピヨ(異種鳴き交わし) ♪カッコー(異種鳴き交わし)

♪鳥混合(異種鳴き交わし)※雑音多し!


警交仕規第1015号はまだ設置数が少ないため、紹介はしません(警交仕規第217号と同じであると予想)。


これらより、京三製のメロディは21号も217号もほとんど変わらないことがわかりますね。また、誘導音は21号の東日本音質と217号のA音質がほとんど同じ音質であることがわかります。
217号のB音質はカッコーについては以前の記事で紹介した小糸製の217号のB音質のカッコーとほとんど同じですが、ピヨについては違う音である事がわかります。
異種鳴き交わしに関しては小糸製と区別がつかないくらいにそっくりになりました。



22号に関してはまだ私の手持ちファイルがとても少ないので今回は省略させていただきます。


【今回のまとめ】
・京三製作所製の音響信号は日本国内に多く設置されている。
・21号の誘導音には東日本音質と西日本音質の2種類の標準音質が存在する。
・217号の誘導音ではA音質とB音質の2種類の標準音質が存在する。
・京三製作所製の標準音質は上に挙げたとおりである。



今回はここまでです。お疲れ様でした。
次回は今回の続き、京三製のプレートについて書きたいと思います。



最終更新日:2012年03月05日
プロフィール

きゃみ

Author:きゃみ
今や珍しくなった『通りゃんせ』や『故郷の空』といったメロディ信号をメインに、『ピヨ』、『カッコー』も含めた音響信号の交差点を紹介します。

YouTube等の動画共有サイトでも交差点紹介を行う人が増えたので、このブログでは既に更新された交差点を中心に紹介します。


ツイッター、やっています。
@Smeme_21

Melody Signal 700
メロディ信号700交差点の録音を目標に探索中!

2018年9月末現在、
623交差点

※このページの全ての画像・音ファイル等の無断利用を固くお断りします!!

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